こぱの投資blog

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月次の投資成績・個別銘柄の研究を中心に、備忘録やアウトプットとして活用します。

2148 アイティメディア

2021年度1Q決算を見た時に、リードジェン事業の伸びが前期比129.1%と非常に好調である点に興味を持ちました。

 

短信や説明資料を見ていると「バーチャルイベント」が急成長しているようです。

 

バーチャルイベントの問い合わせは5キャンセル待ちが発生しており、現時点では202012月まで埋まっています。

 

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説明資料の中でも、過去には記載されていても1ページしかなかったバーチャルイベントが、1Qでは4ページと気合が入っています。

 

気になる点は予想PERが平均値の2倍まで上昇していることです。

 

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ある程度まで織り込んでいる可能性があり、もし買い増しするならいつも以上にタイミングを重視していきたいです。

 

 

アイティメディアは、見込み客リストを提供するリードジェン事業と旬ネタサイト「ねとらぼ」の2軸で成長しています。

 

その中に「バーチャルイベント」も加わるのではないか、もしそうならば今後の業績にどれほどインパクトがあるのかという視点でこの銘柄を見ていきたいと思います。

 

4449 ギフティの2020年2Qについて

814日(金)に20202Q決算が出ました。良くなかったですね。

 

 

ギフティは、eギフトのプラットフォーム事業がメインです。

 

キャンペーン等の来店促進のためにeギフトを利用したい会社と、ドーナツやコーヒーなどの自社商品を色々な顧客に購入してもらうためにeギフトを発行したい会社の双方から手数料を貰うビジネスモデルですが、コロナの影響を受けて利用が減少しました。

 

コロナ禍で来店する人もかなり減る状況であれば、eギフトを利用して来店促進をするような会社はeギフトの利用はしないだろうし、そもそもeギフト発行企業のスタバとかは休業していたしで、なかなか厳しい環境だったと思います。

 

 

コロナ禍でのポジティブな面としては、新たな業界へeギフトの訴求ができたことです。

 

本来は対面が前提である不動産や自動車販売のような業界は、eギフトとの親和性が弱く、実際に自分が子どもの頃には営業の人からパンやおもちゃを貰えるからとTOYOTAの販売会社に来店していました。

 

ただ、そういった業界もコロナの影響によりオンラインで営業販売をする会社も出てきたことで、そういった会社に対してeギフトの活用を訴求できた点は良かったですが、いかんせんマイナス要因が上回りました。

 

 

市場規模、ビジネスモデル(プラットフォーム)の優位性、粗利率の高さ等、ポジティブな面も多い銘柄だと思いますが、今期は少し厳しいかなと思ってます。

エーアイ(4388)の2021年1Q決算について

前年同期比で売上高+24.5%営業利益+282.3%と好決算でした。

 

想定していたよりも営業利益の前年同期比がすごいですね。

 

コロナ禍でも売上高もしっかり伸びています。

 

 ただ、2Q(累計)の業績予想修正の中で、費用面について「売上原価、販管費共に発生が当初よりも減少及び後ろ倒し」となっており、この「後ろ倒し」が気になります。

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なので、もし後ろ倒しがなければ1Qの営業利益がどれほどだったのか、過去の原価率や販管費率をベースに算出したいと思います。

 

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過去の原価率を考慮すると、1Qの原価率は約20%、販管費率は65%とします。

 

そうすると今年度の1Q売上高約172百万円に20%、65%をかけると、

 

売上原価:34.4百万円

販管費111.8百万円

 

となり、これをベースにすると営業利益は26百万円と算出しました。

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このあたりを市場がどう評価するか注視したいと思います。

 

7月月次

月次

前月比 +1.6%

年初来 +6.1%

  

月末保有

エーアイ、インフォコムダブルスタンダード、マクアケ

 

売買チャート

 

ユーピーアール 

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ブレイクで多めに買い。

 

最初の売りはボックス割れで一部売りましたが、その後のブレイクで買い増し。

 

決算見て物足りないと感じて一部売って、決算説明資料の中で気になる箇所をIRへ問い合わせましたが、納得感を得られずにその後全て売却しました。

 

ちなみにこの銘柄は調べた当初は買いの判断まで行きませんでした。

 

というのも営業利益倍率を低く見積もっていたため、目標株価に物足りなさを感じていたためです。

 

ただ、その後に投資塾の質問で同業他社との営業利益倍率の考えを教えていただき、目標株価を算定しなおした結果、買いとなりました。 

 

チエル

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ブレイクで買い。

 

ボックス割れで一部売却。

 

50日移動平均線まで割ってしまったため、残りも売却。

 

すららネットの取引で失敗した中(結果的にすららネットはその後爆上げしましたが…笑)で、GIGAスクール構想を改めて見直したところ、「1人1台端末の早期実現」の予算が桁違いに多いことを知り、そっちよりの教育テックに寄せました。 

 

バルテス 

 

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決算みて翌日に飛びつき買い。

 

同業の先導株であるSHIFTが好決算にも関わらず株価がさえないため、バルテスも厳しいかと思い売却しました。

 

上手い人はSHIFTの4月の決算とその後の株価の動きを見てバルテスも買うのでしょうか。

 

できれば5月のもみ合いで下値を確認して買ってから、決算勝負しても良かったと後付けで思いました。

 

ギフティ

 

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5月頃から買いたいとずっと思っていましたがタイミングを逃してしまい、急上昇を眺めるだけとなりました。

 

その後、少し調整したところで買い。

 

ただボックスを割れたところで泣く泣く売却。

 

コロナで逆にポジティブな要因もあるようですが、総合的にみて厳しいですかね。

 

ただ長期的にはかなり期待している銘柄です。 

 

8月の決算については感想をブログに残したいと思います。(宣言しておかないとやらない気がするので…)

 

テラスカイ

 

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テーマ的に人気が出そうな銘柄なのに、4月からさえない動きをしていた中での好決算。

 

①株価の推移で見るとこの数字は織り込んでいないのでは、②PRTIMESとか好決算で飛び乗っても大丈夫なそうな環境だった、といった感じで短期目線で売買しました。

○○ショックを経験して思ったこと

 

株を始めて1年と数か月が経過しました。 

 

その中では当然リーマンショックやチャイナショック、2018年のクリスマスショックといった○○ショックを経験したことがありませんでしたが、今年初めて○○ショックを経験して思ったことを書きたいと思います。

 

新高値ブレイク投資の優位性

世の中にはバリュー投資やグロース投資など色々な投資スタイルがあってそれぞれに良い面悪い面があると思いますが、自分はグロースの中でもオニールやミネルヴィニ、日本だとDUKE。さんが行っている新高値ブレイクを主として投資を行っています。

 

新高値ブレイク投資の中でもそれぞれ微妙に違う部分(特に利確)もありますが、

 

①最初の買いは新高値もしくはその間近

 

②買い増しは含み益が出てから行う

 

③買値から10%下がれば損切り

 

以上3点のルールは共通としてあり、自分も基本的にそれを遵守して投資をしています。

 

よって今回のコロナのような暴落局面では新高値を付ける銘柄がないため買いにいけずに、当然買えてないので買い増しもできず、最初に持っていたいくつかの銘柄も10%マイナスで抑えられたため、比較的暴落を食らわずに終えることができました。

 

株を始めて1年ちょっとしかありませんが、新高値ブレイク投資は「暴落局面を最小限の損失で抑える」という点において優れているように感じました。 

 

課題

ただ結局のところ、45月のような増やせる局面で増やしておかないと、ただ損失を限定するだけでは資産は増えません。

 

ここ2か月を振り返って以下の3点がまずかったと思っています。

 

①買いのタイミングが悪い

保ちあいがない状態もしくは保ちあいからかなり上にいった状態で買ってしまったこともあり、それは損切になることが多かったです。

 

全体で急騰している銘柄も多かったので、何とかその波に乗りたいと焦りすぎました。

 

②せっかく目標株価を算出したのにそれを待たずに早めに売る

P〇システムズとか・・・。

 

これも全体で急騰している銘柄が多くそれに乗り換えたいという気持ちが強かったことによる判断です。

 

①②に共通であるのが「欲を出しすぎた」につきます。

 

自分の目標株価が正しい事は圧倒的に少ないとは思いますが、上値余地として自分なりに設定したならば、ある程度それを信頼しないと何のために目標株価を算出したのか分かりません。

 

ボラティリティが高い銘柄を多く触り過ぎた

結局そういう銘柄は10%損切を遵守する中だと振り落とされやすいです。

 

ただ自分が見ていて良い銘柄は結構ボラが高いことも多く判断が難しいですが、PFの中でボラが低い銘柄も組み込むなどして調整する必要があると思います。

 

 

まとめ

相場がこのままでどんどん上に行くのか、はたまた2番底をつけるようになるかはまったく分かりませんが、①~③の課題改善をして少しでもパフォーマンスを上げたいものです。

 

 

P.S.

妻からボーナス入金の許可が下りました。

 

「あの有名な桐谷さんだってコロナ暴落で資産を大きく減らした中で、自分は資産の減少を抑えられたのだから、今後同じような暴落が来ても大丈夫なはず!」

 

の言葉で、当初は入金を渋っていた妻にも何とか納得してもらいました。

 

桐谷さんの知名度に感謝です・・・。

 

2981 ランディックス

時価総額:69億円

業  種:不動産

特  色:東京城南6区の不動産売買・仲介がメイン。

 

現在の株価の位置 

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2019年12月に上場したばかりなのでその直後の激しい動きは無視して、1月中旬ごろの高値を基準とすると62%の下落

 

その後、決算で一時下がるもすぐにローチートでブレイクアウトしました。 

 

ただ上で持っている人が多いため、その付近でやれやれ売りが多く出そうな気がします。

 

儲けのキモはどこか

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不動産をIT化することによって、顧客視点と会社視点の2つの面で効率化を図れます。

 

顧客視点では、通常であれば土地探しから業者選定、プラン決定までは数ヶ月を要するものを1週間程度でできます。

 

会社視点では、富裕層のデータを蓄積することで、今の富裕層はこの土地であればこれくらいの値段で買ってくれるといったような城南エリアのマーケット相場を素早く判断でき、その結果仕入れがスムーズに行えます。

 

また、データを活用して富裕層の潜在顧客に対するマーケティング及び適切なタイミングのアプローチを行うことで販売効率を上げられます。

 

以上のようなITを活用して顧客視点、会社視点での効率化を図ることで、不動産の仕入れから販売までを高サイクルで回すことができる点が、儲けのキモであると考えます。

  

競合他社も今後はIT化するのでは

「ITを活用して効率化を図る」こと自体は目新しいことではありません。

 

どこかイケイケのIT企業が新規参入すれば、ランディックスに優位性はなくなりそうなものです。

 

ただし、現状、不動産業でITを駆使している会社はほとんどマンションを手掛けています。

 

理由は、マンションは階数や向き、眺望で価格が決まるため、AIがデータを集めて価格査定しやすいためです。(同業他社のGA technologiesがそれです)

 

それに対して戸建て用の土地は、同じ場所に土地が二つ並んでいても、間口の広さや形によって価格が全く違うためデータが取りにくいようです。

 

そのため、リアルのビジネスで培ってきたデータの蓄積と新たに集めたデータを組み合わせて使うことで、ITを活用し難い戸建て不動産でも効率化を図れています。

 

 

リスク要因

一番は、景気動向金利水準といったマクロ要因により、業績が変動することです。

 

それは営業利益倍率が低くなりやすい一番の要因でしょう。

 

また、メインターゲットにしている城南エリアは人気も高く競合が多い点も気になります。

 

同業他社

意識している会社をIRに伺ったところ、以下の2社が挙げられました。

 

3288 オープンハウス

時価総額:3,319億円

営業利益:620億円

営業利益倍率:5倍

 

3491 GA technologies

時価総額:315億円

営業利益:18億円

営業利益倍率:17倍

 

(参考)

2981 ランディックス

時価総額:69億円

営業利益:10億円

営業利益倍率:7倍

 

オープンハウスは不動産を仕入れてそれの建築請負まで行う会社で、一連のビジネスの流れや戸建てを多く扱っている点がランディックスと似ています。

 

GA technologiesはAIを活用したマンションの売買・仲介をメインに行っており、ITを活用した業務効率化に関してランディックスと似ています。

 

一方でランディックスは戸建てをメインに扱う不動産業でいわゆる市況株に当たるため、営業利益倍率が低くなりやすいです。

 

そうするとランディックスの営業利益倍率は5倍前後か、流動性を考慮するともう少し低い倍率が妥当であると思いますが、ITによる効率化を図っており、それが不動産業界では珍しいポジションにいるため、GA technologiesのような評価をうけてもいいのではないかとも思います。

 

よって、営業利益倍率はオープンハウスとGA technologiesの中間に位置する11倍であると判断しました。

 

まとめ

 

普段は情報通信、小売、サービスをメインに見ており、それ以外の業種は全てスルーしています。

 

ただ個人的な話ですが、最近は賃貸を辞めてマンション購入欲求が高まってきていることもあり、不動産株も少し見るようになりました。

 

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その中で、3か月間の新高値を抜けて、コロナの影響も受けておらず、そのうえで面白い取り組みをしているランディックスに目を付けたという流れです。

 

買いの根拠を一言でいうと

 

「IT化に出遅れている業界でいち早くそこに着手すれば、先行者メリットがありそれが今後の業績や市場からの評価の上昇につながる」

 

です。